「何してんの?」
え、どうしよう。
髪触ろうとしてました、なんて言えるわけないし…
どうする、私…?
に、逃げるかっ
だけどー…
強い瞳に捕らえられて、目が離せない―――――…
「ねぇ、何してんの?って聞いてるんだけど。」
「え?あ、あぁ!え~っと…」
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!
なんて答えるべき?
「えっと…」
あぁ!
「あ頭に、葉っぱがついてるから…っ」
ラッキー、今さっき落ちてきたみたい!!
「ほら!」
と、とって見せると、
「あ、そっか。ごめん。」
今まで少し警戒しているような目だったのがほどけて、君は太陽みたいな笑顔で笑った。