うそ。
同級生?!
うそ、嘘!!
もしもほんとなら…
詐欺だよっ!!!
だって、ぜーーーったい見えないもん!
それはさすがに詐欺だって。
とか、言いながら、うるさい自分の心臓を落ち着かせようと必死だった。
だけど、いつまでたっても、私の心臓はうるさいままで
それからというもの、他人に聞こえてるはずもないのに、わざとうるさく音をたてて階段を上って誤魔化してみたり
HRでしなければならないであろう自己紹介の内容を考えてみたり、と気をそらしながらすごした。
今までにない自分の反応に、周りの視線も気にならないほど戸惑っている自分がいた。