この前来ていたから、学校はすぐに見つかった。



校門付近には、何人かもう来ている生徒がいた。


生徒達が囲んでいるのは、クラス発表の紙。


朝早く、来ている生徒が少なかったため、割り込まなくても、難なく見ることができた。


『2年B組』


私は2年B組。


でも、それよりも気になったのは、自分の名前に辿り着くまでに見つけた、一つの名前―。





―――――白城 薫…。