「ああーっ!!あ、あれ竹田先生ちゃうん?
ウチ結構興味あんねーん!」

私は、驚いた。

「えっ……
もしかして、遥菜……」

そう言いかけると、後ろからぽんっと背中を叩かれた。

「おぉっ?やっぱ烏丸やったかぁ!
良かった。違ってなくて」

そう言って、先生は遥菜にも話し掛けた。

「あっ、お前〜!遠足のときに、烏丸とオレに迷惑掛けた奴ちゃうんか、松尾?」

「えー!確かにまぁ、迷惑掛けちゃいましたけどぉ。いきなり朝の挨拶がそれってないわぁ」

今日は一段と先生のジャージが輝いて見えた。
いつもと少し違うジャージだ。