―――――
「…ま!鹿島!聞いてるのか!」


「ふぇ?!」


「授業中にぼーっとしてるな!!おまえ、受験生だろう」

「…すいません」


また、あの日のことを
思い出していた…。


はぁ〜…


あたしってば、
何をしてるんだか…。


あんな約束なんて、
あっちが…
一馬が…覚えてるわけないのに。


ほんと、
未練がましい…。