「夢斗、今日お前は多分投げないと思うけど調整だけしとけ」
「はい」

『プレイボール』
ついに試合が始まった。
『1回の表三橋高校の攻撃は1番セカンド~~』
俺は出されたサイン通りに投げた。
そしたら、三者凡退に出来た。
さすが翔也くん。
『1回の裏湊高校の攻撃は1番ファースト中山和毅くん背番号3』
「しゃーっ」
…カキーン
これは二塁打になった。
『二番ショート白井慶太くん』
「うっす」
…カーン
送りだったはずが運良く相手がエラーしてランナー1、3塁。