「兄貴…俺学校行きながらバイトするよ。だからさ、最後くらいわがまま言ってよ」 「……」 「兄貴、甲子園一緒に行こうぜ!!」 「…颯斗、ありがと。でも」 「でもはなしだ。じゃあ決まりな」 先生は、兄貴の退学届を破り捨てた。