身体測定は男女別で1、2組が一緒体育館で行われた。
「はーい始めるぞ。静かにしろ。じゃあ1、2組で交互に並んでください」
俺は運悪く翔汰の後ろになった。
「颯斗…」
「あれ~もう俺と関わんねえんじゃなかったっけ?」
「ちょっと颯斗に話あるだけだよ」
「関わんねえならさ、そんな親しく名前で呼ぶなよ。広川くん」
「やめろよ。颯斗」
「崇也には関係ねぇだろ」
「まぁそうだけど」
「はや……お前さ、そんなガリガリのくせに野球やんのか?」
「やんねえよ」
「じゃあさっさとやめろよ。野球部」