「どうしよう」
「ごめん。全部俺のせいだ」
「……」

「颯斗。広川から聞いた。信じられないからちょっと距離置こうよ。愛菜も…」
「これは俺のせいだから田崎との関係は変えんなよ」
「無理だよ!!颯斗は何もわかってない……」
優莉は走っていった。
俺はただ見てるだけしかできなかった。
「颯斗。今翔汰が休部届出しにきた」
「え、マジ…で…」
「あぁ。」
「じゃあ俺辞める」
「野球部?」
「学校…」
「はぁ!?」
「俺学校やめて働く」
「辞める必要ないだろ」
「もうあいつらに会いたくないから」
「それだけかよ。俺は認めねえから」