「1回の表紅チームの攻撃は一番セカンド鈴島くん。背番号4」
「しゃーす」
「プレイ」
……バスっ
「ストライク」
……カーン
「やべー、打ち上げちった」
「OKOK」
「アウト」
「ナイキャ」
「ナイキャです」

「二番ライト白井くん。背番号9」
「しまーす」
……カキーン
「センター!!」
「セーフ」
「すんません」
「ドンマイ」
……カキーン
「セーフ」
「ドンマイドンマイ」
「気にすんな」
「ショートこいや」
「センターこ~い」
……バスっ
……バスっ
……バスっ
「ストライク、バッターアウト、スリーアウトチェンジ」

「ナイピ颯斗」
「ナイピ~」
「颯斗」
「ん?」
「まだ肩あったまってないか?」
「なんでだよ」
「いや、いつもよりキレがないかなぁって…」
「うるせぇ」
「違うのか?」
「お前に関係ねぇ」
「関係なくねぇ。俺はお前の捕手なんだよ!!」
「黙れ!!俺の気持ちがわかんのかよ!!」
「今はお前の気持ちなんか知りたくねえよ」
「お前らやめろよ」
「先輩には関係ないっすよ」
「颯斗、お前何様?」
「あ?」
「調子乗ってんじゃねえよ。」