「颯斗くんだよ」
「先生さよなら」
「さようなら」
帰り道。
「なんかこうやって3人で歩いてると家族みたい」
「俺早く優莉と結婚して子供欲しい」
「あたしも颯斗の子が欲しいなぁ」
「はーくんは優莉ちゃんが好きなの?」
「そうだよ。俺は優莉が大好きなんだよ」
「へぇ~」
「優莉一回帰る?」
「うん、部屋着にする」
「今日うち泊まる?」
「いや~颯斗んち迷惑かけすぎだからあたしんち泊まっていいよ」
「マジで!?」
「うん」

家。
「ただいま~」
「おかえり」
「兄貴~俺今日優莉んち泊まるから」
「マジで!?やんのか?」
「わかんねえ。優莉んち親いるかもだし」
「一応ゴム持っていけよ」
「わかってる。どんなふうに始める?」
「そんなもん雰囲気だよ。てか、風呂は絶対入れよ」
「はいはい」
「じゃあいってきます」
「行ってらっしゃーい」


優莉の家。
「おじゃまします」
「あ、今日うちあたしらしかいないから」
「マジで!?」
「うん」
「優莉の部屋きれいだな」
「颯斗の部屋もきれいじゃん」