「ちげーし」
「翔汰も彼女呼べばよかったのに」
「愛菜は家遠いから」
「そんな遠いのか?」
「うん。な、颯斗?」
「はぁ?なんで俺なの?」
「ごめん。知らねーか」

『ごちそうさまでした』

「明日から入学式だな。」
「そうだな」
「俺ら一応先輩だからな」
「わかってるよ」
「優莉ちゃんはマネージャーやるの?」
「やります」
「あたし今マネージャーやってるよ~」
「そうなんですか?」
「よろしくね」
「翔汰、翔也とポジション争いすんのか?」
「まぁするかな。夢斗くんと颯斗だってそうなるじゃん」
「まぁなるけど、俺は颯斗なんかには負けねーよ」
「俺だって兄貴抜かせると思ってねーよ」
「そうか」
「あたしそろそろ帰ります」
「じゃあ送ってくよ」
「今日はごちそうさまでしたぁ」