「優莉ちゃんはさ、なんで颯斗なんかと付き合うことにしたの?」
「颯斗くんが告白してくれたんです。それであたしも颯斗くんの優しいところとか好きだったから付き合うことにしたんです」
「そうなんだ。颯斗はさ、俺と一緒に父親みたいなことしてるから遊びたくても遊べないことが多いんだ。だからそういうときは、うち来て沙南とかと遊んでくれるかな?うち男ばっかだからさ」
「はい!!喜んで!!」
「子ども好きなの?」
「はい!!」
「遙夏と一緒だな」
「そうなんですか?」
「うん。あたしも子ども好きなんだぁ」
「優莉ちゃんって兄弟いる?」
「2コ上に兄と3コ上に姉がいますよ」
「兄ちゃん生徒会長でしょ?」
「はい」
「やっぱりな。智也俺と一緒のバンドなんだ」

「兄ちゃん昼飯できた~?」
「できた。あ、颯斗沙南と優斗呼んできて」
「わかった」


「優斗~沙南~飯だぞ」
「今いく」
「わかったぁ」


『いただきまーす』
「うめ~」
「おいしい~」
「はーくんこれちょうだい」
「あげねえよ」
「憲斗くん、あげるよ」
「いいよ、優莉」
「ありがとう」
「ごめんな」
「大丈夫大丈夫」
「こんなとこでラブラブすんなよな~。笑」