「なんかごめんな。」
「いいよ。広瀬のせいじゃないし。あたしが優莉のとこいくっていったから。……ごめん。」
「気にすんなって」
「てか、優莉より先に広瀬んちにあたしがはいっていいのかな?」
「あ…まぁいいだろ」
「なんか急に来ちゃってごめん。」
「いろいろ話聞けたしよかったよ、ありがと」
「広瀬って優しいんだね、以外と」
「まぁな」
「じゃあそろそろ帰るね。今日はありがとございましたぁ。」
「こちらこそ。あ、また相談あったら呼ぶからこいよ」
「わかった」
「あ、俺お前のけーばん知らねー、教えて。」
「あ、これ」
「ありがと。じゃあ中はいるか」
「うん」
『ガチャ』
「こいつら爆睡してるし」
「ほんとだぁ」
「翔汰はあとで帰らせるから田崎んちまで送るよ」
「いいって」
「こんな可愛い子が夜道を歩いたら襲われるぞ」
「だ、だ、大丈夫だって」
「ダメ。行くぞ」

階段を下りると
「あ、母さん」
「あら、颯斗可愛い子連れて彼女?」
「違うよ。こいつは翔汰の彼女。」
「あぁ翔くんの彼女さんか。」
「あ、はい、えっと田崎愛菜です。」
「愛菜ちゃんね。また遊びにおいで。」
「はい、ありがとうございます。」
「母さん、翔汰俺の部屋で優斗と沙南と寝てるからこいつ家まで送ってくる」
「気をつけてね」
「おじゃましましたぁ」