ただ、泣いて


幸せそうな貴方に会いたくなくて


私は、屋上に行っていた



「勇気ー…私、私は…」


貴方が大好きなの


だから、本当は誰の物にもなって欲しくなかった



ただ、誰の物でもない貴方が側に居れば良かった


「なんでっ…?」



貴方は私に言わなかった
貴方は優しすぎた



そんな事だけで、好きになったの。


私の声だけが虚しく響いた