鏡の前でもう一度自分の姿を確認する

 淡い水色の肩が少し露出している長いワンピース姿

ずっと男の格好をしていた私には女の子の姿をした私を見せる勇気が出ない…

「渚~早くしねぇと日がくれるぞ」

カーテンの奥から船長の催促の声

う~…もうどうにでもなれ!!!

覚悟を決めた私は勢いよくカーテンを開けた

シャー…

『あの…遅くなってすみません…』

「「…」」

あ…あれ…?

私を見たみんなが固まっていた

『あの…変ですか…?』

目の前にいたクリュウさんに尋ねた

「なっ…///////変じゃねぇょ…」

そう言ってクリュウさんは顔を赤くして横を向いた

「いいじゃねぇか!」

「かわいいね」

「馬子にも衣装ってこの事だな」

「…//////」

「すっごくお似合いです!」

『ありがとうございます』

そうして私達はこの服のまま店を後にした