『リサさん!!!』

 リサさんは絵茉ちゃんのお姉さんで私のことを可愛がってくれた私にとってお姉さんのような存在の人

 「渚…すっかり可愛くなって…絵茉は元気?」

 『…ん。元気だよっ…』

 リサさんの顔を見て涙が溢れた

 「もう…渚ったら」

 そう言って檻越しに涙を拭ってくれた

 「感動の再開だな!」

 突然ドレイが喋りながら近づいてきた

 『…ドレイ』

 私はドレイを睨み付けた

 「ふん…気の強い女だ」

 そう言って私の腕を掴んだ

 『いやっ…』

 そのままみぞおちに痛みが走り気を失ってしまった

 「この女…部屋に運べ」

 「はっ…」

 そう言って私を担ぎ部屋を出た

 「久々に面白いものがてにはいった」

 そう言ってドレイは城に響き渡るように笑った