城へ着くと私はそのまま奥へと連れていかれた
奥に行くと大きな扉がありそのさらに奥に広い部屋があった
「ドレイ船長只今戻りました」
そう言って手下の人達は頭を下げた
まるでドレイが王さま見たいじゃない…
そう思いながら手下の後ろにいた私はドレイの顔を見た
私はドレイの顔を見るのが初めてだった
「…え」
顔を見て驚いた
ドレイは私が想像していた年齢より若く私の3、4個上ぐらいだった
更にその顔立ちは整っていて女の子から人気があるような顔立ちだった
「連れてきたのか?」
「それが…実はガキよりも良いものを連れてきました」
「良いもの?」
「はい。これです」
そう言って後ろにいた私は前に押された
『きゃっ…』
勢い余ってドレイの足元にまで倒れてしまった
「…女?」
「はい。今まで男のふりをしていました」
「…へえ」
そう言って私の顎をくいっと持ち上げ品定めするように見た
『っなして!!!』
グレイの手を払い後ろに下がった
「…渚?」
その時後ろの方から聞き覚えのある声が聞こえた
『…え?』
振り向くと後ろには小さな檻がありその中に2、3人の女の人がいた
『…リサさん!』
私は慌ててリサさんの元へ走った