『じゃぁ皆さんはお好きな部屋でくつろいでください』
今私達がいる場所は宿の一階
この宿は二階建てで10部屋あるんです
この宿は私のおじいちゃんが建てた宿なんだ
名前は《なぎさ》
私と同じ名前なんです
「なぁ…」
同じ名前だと何だか照れるんですよね…
「おい!」
ビクッ…
『はい!?』
声裏返った…恥ずかしい…
「お前いつまで帽子被ってんの?」
クリュウさんが不機嫌なまま聞いてきた
『へ…帽子?…あっ忘れてました』
私は帽子の存在に気づき帽子を脱いだ
「「っ!?」」
何故かみんなが固まった
帽子を脱いで露になった長い髪を耳にかけた
『どうしたんですか?』
「いや…べつにっ/////」
クリュウさんが顔を赤くしながら顔を背けた
「へぇ〜中々の上玉」
「初めて見ました」
「まぁ…悪くないな」
「……/////」
「僕…惚れちゃいそうです」
口々に言われている事に気づかない私はただ…
『?』
?マークを浮かべることしか出来ませんでした