私の名前は桐生 沙弥

そんでこんな私にも彼氏はいるんだけど……


「隆介~今日遊ぼぉ~?」

甘ったるい声がする方をみてみると噂の私の彼氏の瀬戸 隆介とけばい女達と話していた…

『おぉ~!いいぜ?』

「やったー!絶対だからねぇー!」

『はいはい★』




え?なんで?
今日私と帰る予定だったじゃん?
なんでいつもいつも…



やっぱ私のこと好きじゃない?



そんな話を聞いた私はいてもいられなくなって教室を出た.



「はぁ~ なんで隆介君なんて好きになっちゃったんだろう…」


「ちょっと!沙弥っ! 隆介君女といたけどいーの?」


私に話かけてきた女の子は私の親友の久遠 綾乃


「だって~.. 隆介君はきっと私と付き合ってるなんて思ってないよ.」


そう.
付き合ってると思ってるのは私だけだと思う…

だって好きって一度も聞いたことも言われたこともないから……




ねぇ?
隆介君.
私のこと彼女だと思ったことありますか?












放課後....


『なぁ? 今日一緒に帰れねぇ…』


「え. あぁ.うん」


うん.知ってるよ.
あのけばい女と約束してるもんね……



「隆介~かえろ~」

「おー!」


なんで?
そんなに笑顔なの?

もぅ無理だよ…




「はぁ~」


「大丈夫?沙弥痩せたんぢゃない??」


「大丈夫大丈夫!」


「もうー!隠さないでよ!隆介君でしょ?」


「まぁーね!けど仕方がないよ..隆介のはもう病気でしょ!ってか私達付き合ってるかわかんない状態だし…」


「沙弥…」

「さっ!私達も帰ろうっ!!」