振り返ると、それは残った兵士だった…。




そしてその直後……










パーーンッ…!!!


地上で響き渡る高い音…



そしてその音は瞬く間に次々響き渡った…





倒れ込んだオーナーが立ち上がる。

「……バカどもが…」





オーナーに目をやった直後…



暗くて状況が読めないが、逃げ出した人たちが突如倒れ込んだ…









バタンッ…!!




最後の1人が倒れ込むと同時に扉が閉まる…







一体何があったのか永井には分からない…
ただ口を開けていた…

「……おい!何なんだよアレ!!」
オーナーの胸ぐらを掴む従業員の男…
かろうじて逃げ出すことをしなかった他の何人かは驚いて過呼吸を起こす者もいた。





「……な…何があったんだ…!」
永井が言った。



「…君たちも外の見張りには注意するように…」

そう言うとオーナーは胸ぐらを掴んでいた手を振りほどきスタスタと背を向け、すぐに暗闇に消えていった…



それに続いて永井たちも戻る…