「……まもなく第4部を始める…!」

従業員は変わらず、先ほどの8人から吉田を抜いた7人で迎えた。


第4部にまでなると、部屋はいつものように赤い血で染まる…


足元は血の溜まり池ができていて、そこを一度でも踏むと赤い足跡が歩く度に付いた。




何も問題なくこの時間が過ぎてほしいと一番望んでいるのは二葉だろう…


しかし…


「…まぁ…次はお前だろうな…二葉さんよぅ…」
「……ここまでたっぷり残してやったんだ…最後は派手に死んでもらおうじゃねぇか…!」

そしてテーブルに大金を積んで未だに勝ちを得ている6番テーブルに座る10口賭ける男が口を開く…
「……おいっ…お前ら!よ~く聞け…!!」

部屋中 彼に目が集中する…







「………次の投票…二葉に票を入れなかった奴で、この金を山分けしていいぞ!!」

誰もが目を見開いた…
テーブルには合わせて1億の金が積まれていた…
1人頭625万円になる…

突然の発言にも関わらず食い入るように聞く…

「…おいっ待て!」
大島が黙っていられず動いた。