「…ありがとう…。……でも…もう脱出は無理そうだな…」
「…二葉さん!」
「………すまん…」
「……ふ…」
「…はぁーい!第3部開始!!」
大島の呼びかけは虚しく、二葉はスタスタと客のもとへと向かった。

二葉は客に冷たくされたとしてもキッチリと仕事をこなした。

その二葉を気にしつつも二人は何の問題もなく第3部を終えた。






「……では開票する…!!」


二葉とは離れたところで繋がれているが、雰囲気で彼が手ごたえがなくて落ち込んでいる様子が伺える…



オーナーが最初の一枚を箱から取り出して開く…
「……松本と大島…!」

続いて二枚目…

「…中村…!」

三枚目…


「……永井…大島…!」


四枚目…

「…二葉…」

ここでようやく二葉の名前が出たが…明らかに二葉の名前が呼ばれるペースが遅かった…