この第四部が終われば今日も終わる…
まだ一週間の半分も働いていないことを考えると 今の この時間が進むのが長く感じた。
一方で客たちは 先ほどの一件でそれぞれが疑心暗鬼に陥っていた。
何か不審な行動をしていないかお互いに見張り合っている。
永井はそんな空気の中 順調にオーダーを取っていった。
大島に関しては 客たちにかなり気に入られたらしく いつもどおり すぐに周りに打ちとけていった。
もちろん従業員たちとも楽しく会話や仕事をこなしていた。
そんな大島に少し妬いてる自分がいたが、でもその反面 嬉しかった。このままここを出て もとの生活を楽しんでほしい……永井はそう願った…。
「……は〜い…終了〜!……投票始めるわよ〜!!」
第四部が終了した。
先程のことがあるため一票一票に皆の視線が集中する。
そして開票……