男は苦笑いをして「今のは間違いだっつーの!!!」と言った。
「…可愛い」
あたしが呟くと、翔が笑いだした。
「1人ずつは面倒くさい。
一気にかかってきちゃって!!」
あたしが言うと、男達は二ヤッと笑ってかかってきた。
あたしは交わして、丁寧に倒していく。
いつの間にか、誰も立っていなかった。
「へ? まさか…これだけ…?」
あたしが呟くと男達は立ち上がった。
ヘロヘロになってあたしにかかってきた。
なんか、可愛そう。
やられてあげようかな?
そう考えて、男が振ってきた拳を片手で受け止めて耳元で「一発思いっきり殴って!」と言った。
男は驚いてる。
あたしは男に口パクで「早く!!」と言った。