ま、まぁ。

これだったら何とか行けるかも…。


って! なんであたしの席。涼の隣!?

そこはもっと偉い人が座る場所でしょ!!?


「早く座れ…」

「い、いや…でも」


――グイっ

引っ張られて座る事に。


「みんな。もう気づいてるとは思うけど、今日は優の歓迎会だ」

涼が話し始めた。


1人も聞いてない人などイナイ。

まぁ、聞かなかったらどうなるか分かってるんだろう。


ある意味怖い。

「優、立て」

「…え?」

「優と試しに戦ってみたい奴。出てこい」

「な、なな何で?!」