「ゴメン涼」

「気おつけろ…ってかもう行くぞ?

みんな先に行ってる」

「うそ~」


涼に抱えられて車を出た。

「ここからは歩くよ!」

「黙ってろ」


涼はツカツカ歩いて行く…。

ってかデカっ&広っ!!


「な、何ここ?」

「ん? 俺の実家」

「うぎゃっ!!!」

「なんだ“うぎゃっ”って…」


涼は笑いながら歩いて行く。

「あら。涼、まだ行ってなかったの?

まあ! そちらの方は?」

…綺麗な人。


「仲間。ってか何処だ?」