未成年なのに、お酒を飲んでしまった。



体が熱い…。
頭がボーっとしてくる。


やばい。


――ガラッ


「あら。みんな寝ちゃったの?」

静江さんはあたしを見て固まった。


「飲んじゃったの!!!?」

静江さんの大きな声で、他の人達も起きる。

あたしを見て固まる。


静江さんはあたしを支えてくれた。


涼はあたしを見てため息1つ。


「優ちゃん、よね?」

「…ふぁ……」


返事すら誠に出来ない。


「…おふくろ。後は俺達が見るから」


涼はあたしに近寄ってきた。

静江さんは「頼むわよ?」と言って、出て行った。


「…大丈夫か?」