でも嬉しいからいっか!





「ちょっと待ってて! 着替えてくるから!」





「は!?」





「え? なんで?」





こんな格好じゃ行けないし…






「俺をこんな寒い中待たせる気か?」






「……あがってください」






そうか。






そんなわけにはいかないな。





「私部屋で着替えてくるからリビング行ってて! そこの左の扉ね!」





そう言って私は歩椎をできるだけ待たせないように急いで階段を駆け上がった。