「は? お前らそろって否定するわけな」





「歩椎は何で私を信じてくれないの!?」





歩椎が私と澤本くんに何かあると、どういう根拠に確信してるか知らないけど、信じてくれないことに腹が立った。





「…明日華」





「私が素直じゃないから歩椎に気持ち伝わってなかった!?





私は1回別れた後も歩椎のことしか考えてなくて




変わってしまった歩椎を見て胸が痛んでたの!!




もうあの頃には戻れないって思うとすごい寂しかった!!





こんなに笑ったり泣いたり言い合ったりできるのは歩椎しか居ないってこと、わかってよ…!!





昨日だって歩椎が呼んでるって言われて……!




だから…澤本くんは恩人で…!!」






「……明日華ちゃん。




もういいよ。大丈夫。」




何がなんだかよくわからなくなってしまった私に代わり澤本くんが話してくれた。