「あとで連れ来るから。




あぁ大丈夫。



とりあえず鍵かけとくから。




俺が終わるまで奴ら入ってこねぇよ」




………助けて。





歩椎………………






「松永の女ってことはもう経験済み?」






「…………」





「うっそマジかよ」





鳩が豆鉄砲をくらった顔? そんなことわざあったか忘れたけど、今男の顔をたとえるならそんな顔。





処女を抱くと面倒なことわかってそうだ。





しばらく沈黙があった後、車のドアをノックする音がした。




……さっき電話してた奴らか。





良かった。結局この男とやらなくて。






男は中からドアをあけた。





「ちーっす」





乗ってきたのは3人の男………ん????






「さわもっ…と君……??」







その中の一人が澤本くんなんて、信じたくない─────