「ちょっとペン貸せ」


「なんで私がっ……!!」



「いいから」



ホシは、私に差し出した手を引っ込めない。



私はしょうがなくカバンからシャーペンを取り出す。




「あ、紙も」



「~~~(怒)」



私は今日貰った書類の中からいらなさそうな紙を取り出した。




「ん」



「うん」




彼はスラスラと自分の名前を書く。