親族が見守る中、俺の様態は奇跡的に回復し、一命をとりとめた。
今思えば俺の運はここで全て使い果たしてしまったのかもしれない。
俺の幼少時代はと言うと、花瓶にさしてある花びらが落ちただけで泣くほど泣き虫だったらしい。それはどーやら今にも繋がっているようで、おじいちゃんおばあちゃんの泣けるテレビを見ると涙が止まらなくなる。
まぁ、それとこれとは話が違う気もするが。