「あのお…」

「はいっ!」

さっきのことがあって、過剰に反応するあたし。

「ケータイ、鳴ってますよ?」

は?

よく見れば、あたしの足元に黒いケータイ。

どう見たってあたしのケータイなわけがない

そう思いながらも、あたしは電話に出た。