そんな事を考えている間にも、あいつは向かってくる。

 そして・・・。

 「はじめまして。高野明です。明って呼んでっ!
 
  君は??」

 この状況、答えるべきよね・・・。

 「山口若葉・・・。」

 「ふぅ~ん。若葉かぁ~。呼び捨てでOKだろ??」

 「はぁ・・・。どうぞ。」

 「てゆーか、君美人だよね?俺のこのみ~♬」

 やだ・・・。軽いやつ。無視でいこう。

 「ちょっとー。いきなり無視は、ひどくない??何か話そうよ~!!」

 何か良くわかんないけど、あたしの怒りはちょうてんにまで、たっしていた。

 「まだ無視??なんかはなそーよ~♬」

 肩に手をのせてきた。

 きもい・・・。このとき、私は頭の中でなにかが

 プツンと切れる音がした。