観念したあたしは、おとなしくしていた。

 背高いよなぁ~。

 「ねぇ、あんたって身長何センチあんの??」

 「ん?170センチ。」

 「ふ~ん」

 ってゆーか、なんであたしこいつの身長なんか聞いてるの!?

 バカじゃんあたし・・・。

 「そーゆう若葉こそ何センチ?結構高いよな?」

 「あー、あたしは163センチ」

 「へー、結構あんだね。」

 こんな他愛もない話をして歩いていると、屋上についた。

 入り口付近で明の足が止まる。

 「・・・どしたの??」

 「なぁ、今からあるコト黙ってみててくれる??」

 急に真剣な顔になって言ってきた。
 
 「え?何かあるの??」

 「もうすぐ来るはずだから。」

 「来る?誰が??」

 そこから後は何も話してくれなかった。