永遠に続くような道を抜けてみれば、そこは思った通り異世界だった。 ポツン ――佇む一軒家だけしか無かった。 本当にそれだけ。 家はおろか、公園の街灯すらない。 ここがどこなのかわからなくなりそうで怖い。 こんなところに一人で住むなんて淋しくないんだろうか。 私なら耐えられない………。 意識が霞んできた。 身体は限界を超えていたらしい…。 もうダメみたい。