それに、僕はこの瞬間に、君が僕を思い出してくれたことが嬉しいんだよ。 僕も随分変わっただろう? それでも、思い出してくれたんだね。 こんな幸せがあるだろうか。 強くなったはずの君は、あのころと同じように優しい瞳を濡らしている。 僕が幸せだった、あのころと同じ君がいるんだ。