唯抖は腕を組んで、話し始めた。
「成宮隼人は、高校二年生で、つまり僕達と同い年なの。
向こうの学校は校外学習で、ここのホテルにて三泊四日」
同い年なんだ…。
年上かと思った。
隣に座ってる淨弥と宇津井は黙って聞いている。
淨弥は昼のことがあって以来、ずっと機嫌悪いまま。
「んで、性格は明るくて、成績もよくて、運動もできる学級委員長らしい。
まぁあの顔と女の子達の反応見ると、学校ではモテてるんだろうな」
靖杜は眉間にシワを寄せて、気にくわないね、と一人でつぶやいた。
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