淨弥がたまらなく愛しくて…、あたしはシャツをぎゅっと掴む。




「…淨弥…」


あたしがそう、名前を呼ぶと、


「…ん?」


淨弥は動きをやめ、不思議そうに頭を傾げた。




「…好き」



愛を言葉で表現する形は、山ほどある。


その中から、あたしは「好き」という言葉を選んだ。



それが一番、あたし達らしくて……。

それが一番、真っ直ぐに気持ちが伝わると思った。




それを聞いた淨弥は

「…俺の方が、…好きだから」

くすっと笑い、最後に、とびっきりの甘いキスをくれた。