ホテルに着いた途端、違う高校の奴にナンパされて……。


しかも断れない椎。




…ため息しか出ない。




そして本気で、椎を閉じ込めることを考えた。




「…淨弥……」


「……。」


俺は座って、椎の顔を覗きこんだ。




「…何がイケなかったか、分かってる?」


「う、うん、その、…話しかけられても、…断れなかったから…」


俯きながら、唇を尖らせる椎。




……可愛いな。




「…顔、あげて」