「すっ、すみません……」


あたしは頭を軽く下げる。




「ん…、そかそか」


先生ニコッと笑って、足を組んだ。




先生何考えてんだろ…。



「…修学旅行の、宿泊の件なんですが…」


…お泊まり?




「…はい」


「…誰と一緒の部屋に、するんですか?」


「!!」


急に近づいてきた佐田先生の顔に、思わずドキッとしちゃった。




「あ、…あの…、実は、……まだ…決まってなくて…」


恥ずかしくなっちゃって、あたしは下に俯いて、小さい声でぶつぶつ言った。