「いや~本当何回も言うけど、 俺、本当椎榎ちゃんと隣になれて嬉しいよ」 靖杜はそう言って、顔を近づけてきた。 「…う、うん」 靖杜はさっきのセリフを、たぶん50回以上言ってる。 だけど、 ……やっぱりドキドキする…。 「…ちゃんと、信じてる?」 あと少しで、…唇が触れあうんじゃないかと思うぐらい、 顔の距離が近かった。 「…う、うん…」 恥ずかしくなっちゃって、目をふせた。 「…椎榎ちゃん、…俺ね?」