「…そか」
宇津井はそう言って、うつむいた。
「…残念です。
でも淨弥に襲われそうになったら、いつでも先生の部屋においでね」
佐田先生はそう言って、エンジェルスマイルを浮かばせた。
…襲う…。
「あ~あ、また淨弥か。なんで僕のこと選んでくれないんだろ…」
唯抖は涙目で、アゴをベッドにのせ、上目遣いであたしのことを見る。
………!!
きゃわゆいぞ、唯抖…。
「……ざーんねーんだなぁ~、椎榎ちゃんなら俺を選んでくれるんかと思ったんだけどな」
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