「なーんだよみんなして俺のこと睨んちゃって~。
まぁまぁヤキモチやーかーなーいーのーッ♪」


靖杜はそう言って、ケラケラと笑った。

あたしを離すと、背後から黒いオーラを放つ淨弥に聞いた。




「淨~弥~、エロ本!」


……………。
…………。


さっき、
エロ本探すとか言ってたけど……。



こんなにストレートに聞く奴居るかボケぇぇええ!!!




「え、なに、エロ本?」


宇津井は驚いたみたいで勢いよくこっちを振り返る。




「淨弥がエロ本ですか?」


さっきまでずっと黙ったままの佐田先生は、頭を傾げながら聞いてきた。