まったく…。
彼女が困ってるっていうのに、あんたはスヤスヤ寝やがって……。




「てかお前らアホだなっ!

椎榎が選ぶの、淨弥に決まってんだろ?」


宇津井はそう言って、ニカッと笑った。




…宇津井……。
なんか、すっごくかっこよくなった気がする。




「…たりまえだ」


∑えっ?!




「せっ淨弥起きてたの!?」


淨弥の方見ると、
淨弥はゆっくり起き上がって、腕を伸ばしてた。




「…ん、まぁなぁ」


…だったらさっき助けろや~~!!!