ドアが開かれて、顔をひょこっと出してたのは、さっきトイレに行った靖杜だった。
「誰も待ってねぇよー」
宇津井はそう言って、
自分の部屋から持ってきたポテチを一つ手に取り、
口に入れた。
「そうだよー。
なんなら靖杜、部屋に戻って寝てもいいんだけどね~?」
隣で淨弥の枕を抱えながらテレビを見ていた唯抖がそう言った。
宇津井がどうせならみんな呼んで来ようって言って、さっき佐田先生と唯抖を呼んできたの。
「なーんだよみんな冷たいなぁ…」
靖杜は口を尖らせながら入ってきて、
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