「うっ、うっせぇーっ!!俺は別にッ「あの!」


宇津井の言葉を遮ったのは、
さっきからチラチラこっちを見ていた、隼人と同じ学校の二人の女子だ。




「……は?俺?」


一人の女子はコクリと頷いた。




「あの、アドレス教えて欲しいんやけど…」


おぉぉーっ!!!
宇津井、やるなぁ…。




「ごめん俺ケータイ持ってないから」


……って、
えぇぇーーっ!?!?




すました顔で答える宇津井に、
あたしと靖杜と唯抖は驚く。