月の光が淨弥の顔をあて、あまりのカッコよさにドキッとする。
「…うん」
……そりゃぁ、
寂しいよ……。
いつもなら淨弥から、
なんか言ってくるのに。
「クスッ。…ふーん。
…何、俺に襲われたいの?」
「ちっ、違うよっ!
そういうんじゃなくて…」
あたしが慌てると、淨弥はケラケラ笑いだした。
「ごめんっ、ちょっとからかっちゃった。
…ほら、こっち、おいで」
淨弥はそう言って手招きをする。
あたしは黙ったまま、
淨弥の布団に入った。
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