入院してから3日経った時、突然、

すごく可愛い顔をした男の子が、お母さんに車椅子を推して貰いながら病室に入ってきた。




うわっ、可愛いなぁ…。

てのが最初の印象だった。




その子も骨折していて、同じ病室になった。



――その子が
隼人だったんだ。





「…ほう…。
そんなことがあったんだ…」


唯抖はあたしの話を聞いて、
ほうほう言いながら頷く。




「そや。椎ちゃんは本当、性格変わっとらんよな。
昔のまんまや」


隼人はわずかに頬を赤く染め、笑いながら言った。